一度はみたい!長野県の「御柱祭」っていつ?どこで見れるの?

 

長野県諏訪市・茅野市・下諏訪町で開催される御柱祭。
奇祭として世界中でも有名なお祭りです。

急な山の斜面を大木にまたがった男性がだだだーっと滑り落ちる光景はテレビなどでも見たことがある人が多いのでは?
実はあれ7年に1度開催されるって知ってました?

長野県諏訪市・茅野市・下諏訪町で開催される御柱祭についてご紹介します♪

・「御柱祭」って何?

諏訪大社は、7年毎の寅と申の年に社殿の四隅に御柱を立て替えます。

その際、樹齢150年を超えるモミの大木だけが選ばれ、山の中から切り出した16本のモミが御柱となります。大木が選ばれ、山から里に曳き出され、境内に建てる一連の行事を「御柱祭」と呼びます。

・どこで開催されるの?

長野県諏訪市にある「諏訪大社」で行われます。

「諏訪大社」は、全国各地にある諏訪神社の総本社です。「諏訪大社」は、上社と下社に分かれています。

上社本宮は、諏訪市、上社前宮は茅野市にあり、下社春宮と下社秋宮は、下諏訪町にあります。まるで、諏訪湖を取り囲んでいるように建てられています。

「諏訪大社」のご祭神は、諏訪明神。諏訪明神は、古くから五穀豊穣を祈る神として、また武勇の神として広く信仰されてきました。

甲斐の武将武田信玄だけでなく、徳川家康そして古くは源頼朝まで、多くの武将からも信仰されてきました。

・いつから始まったの?

御柱祭がいつから行われているのか、正式な記録は残っていません。

ただ、室町時代に記るされた『諏方大明神画詞』という記録に、平安時代、「寅・申の干支に当社造営あり」とあるのが最初の記録です。

ただ、それよりずっと以前にも行われていたらしく、少なくとも1200年以上前には行われていたことになります。

・御柱祭りは何のために開催されてるの?

この御柱祭の目的も詳しくは、明らかになっていません。

一般的には、宗教的な意味合いが強いと考えられていますが、今でも20以上の説が考えられおり、定説には至っていません。

・御柱祭の日程は?

御柱祭の次回の日程は、2022年(平成34年)です。

御柱祭には、「上社御柱祭」と「下社御柱祭」があります。

参考まででに前回、平成28年の日程をご紹介すると、

「上社御柱祭」 山出し 4月2日(土)、3日(日)、4日(月)

里曳き 5月3日(火)、4日(水)、5日(木)

宝殿遷座祭 6月15日(水)

「下社御柱祭」 山出し 4月8日(金)、9日(土)、10日(日)

里曳き 5月14日(土)、15日(日)、16日(月)

宝殿遷座祭 5月13日(金)と、

およそ1か月にわたって3日間連続して行われます。

※また今回の開催日がわかればすぐにUPしますね!

・楽しみ方

御柱祭の際には、有料観覧席チケットが売り出されます。観光の方は、チケットを買って観覧されることをオススメします。

というのは、通りには、溢れんばかりの人が押し寄せますので。見どころはなんといっても、毎回死者が出るといわれる、「木落とし」ですね。

選ばれた氏子は、本当に名誉なことなのですが、危険と隣り合わせであることは変わりません。

「男見るなら7年一度 諏訪の木落し 坂落し」

「どうせ乗るなら木落しお乗り 諏訪の男の度胸だめし」とフレーズは、子供のころからよく聞いていますね。

街道は、豪華な行列、太鼓囃子などお祭り一色になります。これを見ると、7年待ってよかったなぁ~と思いますね。

地元民は、この日のために6年間せっせと貯金します。

いわゆる「御柱祭貯金」ですね。祭りの際には食事を祭りの関係者や親戚一同に振舞います。

3日間はそれこそ毎日宴会でお祭り騒ぎです。これが楽しくて、御柱祭が無事に終わって、また頑張ろうとなりますね。

公式サイトはこちら → http://www.onbashira.jp/