厳島神社は宮島にある世界遺産!独特な景観と異世界な雰囲気を楽しもう!

厳島神社

 

厳島神社は宮島にある世界遺産!独特な景観と異世界な雰囲気を楽しもう!

太古から島自体が神聖な場所であった宮島。その中心をなす重要な存在が厳島神社です。海に浮かんでいるような鳥居と朱塗りの神殿はあまりにも有名ですね。
世界でも稀にみる不思議な世界感を持つ人気スポット、厳島神社の魅力をご紹介します。

厳島神社とは?

厳島神社の創建は593年、推古天皇の時代です。推古天皇とはあの有名な聖徳太子のおばさんにあたるお方。初の女帝です。とにかくものすごく昔ということですね。日本史の初めの方です。

ご祭神は宗像三神。三人の女神様です。水にまつわる場所にある神社は比較的女神様が多いような気がしますね。この三人の女神様の中のお一人のご主人が大国主命、あの出雲大社の大国さんです。

厳島神社といえば平清盛が作ったと思われているふしがありますが、作ったわけではなく退廃していた厳島神社を今の立派な形に復活させたということになるのです。

厳島神社に参拝しよう!

宮島に渡ってから、徒歩10分強で厳島神社に到着します。(お店の誘惑に足を止めなかった場合)

料金は昇殿が300円、宝物館が300円、共通券で500円になります。(宝物館だけ買うという人はちょつと少ないと思う…)
所要時間はどこまでじっくり見るかによりますが、平均すると一時間もあれば十分でしょうか。宝物館に入ると30分はのびます。

朱塗りの廻廊

厳島神社

厳島神社の写真を見ると、特徴的なのが長―い廻廊ですね。釘を使わずにつくられているとかで、海の上の建物特有の特殊な造りをしているようです。床板と床板の間に隙間をあけて潮の満ち引きや台風などに強い構造になっているのだとか。

現在は参拝客が土足で入ることができますが、あの床は近年施工されたものだそうです。あの下に本来の床が存在している二重構造になっているとか。
昔は履物を脱いで参拝していたのですね。

灯篭

もう一つ有名なモノとして廻廊に吊り下げられている灯篭があります。あれを最初に寄進したのは毛利氏だそうです。毛利氏といえば、中国地方を掌握していた武将。関ヶ原で負けて端っこの山口県に押し込められるまでかなりの力を持っていたようです。

舞楽舞台

厳島神社といえば、舞楽も有名ですね。高舞台と平舞台では今も舞が舞われているそうです。日本三大舞台の1つとして名高い舞台です。
また能舞台もあります。日本で唯一海中に建てられた舞台ということですね。

大鳥居

厳島神社のシンボルと言っても過言ではない大鳥居は、宮島観光の写真には必ず載る存在。
フェリーからだんだん近くに見えてくる段階でもうカメラを向けてしまう!
側に行ったら撮りまくり!
楠の自然木で、高さ16.6m。現在の鳥居は平安時代から八代目になるそうです。この鳥居の凄いところは、海の底にとめつけられているわけではなく、ただ置いてあるというところ。
四本脚のがっしりと造りになっているというのもあるのでしょうか。確かに側で見ると、「水ごときに負けるか!」といった迫力です。

潮が引いている時は側まで歩いていくことができます。
水につかる部分には貝のようなものがびっしりと付いていました。真下から見上げる大鳥居は威圧感に溢れていて神々しさを感じます。

潮が満ちている時は、遊覧船で側まで行くことができます。櫓櫂船(櫓と櫂で漕ぐ船)で10時~15時までの間の一日2~3時間運航しているようです。季節によっても違うようなので確認が必要ですね。料金は平日なら大人800円、子供400円。土日祝日は大人1000円、子供500円です。

まとめ

厳島神社に参拝するには必ず船に乗らなければいけないというのが良いのですね。だんだん近づいてくる時間のわくわく感と、反対にだんだん遠ざかっていく姿を見る時のちょっと寂しい感じ。またもう一度あの巨大な鳥居を見上げてみたいと、思ってしまう瞬間なのです。