世界の民俗人形博物館で楽しむ「五月人形 菖蒲の節句」
2018年4月21日(土)~6月24日(日)
長野県須坂市
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さっと読むための目次
世界の民俗人形博物館の場所は?
長野県の北部、長野市に隣接する須坂市。
その須坂市の中心部から少し離れた場所に「小池千枝コレクション 世界の民俗人形博物館」があります。
どんなイベント?
この博物館なのですが、年間を通じて、その名の通り世界中の民族の人形を展示しているのですが、5月は端午の節句に合わせて、男の子の健康と大成を願う菖蒲の節句が開催されるのです。
3月には雛祭りが行わせるので、それに続き、日本の人形の展示イベントとなります。この3月の雛祭りイベントから、5月の菖蒲の節句イベントまでが、この世界の民族人形博物館の年間を通じても、最も大きなイベントとなっているみたいです。
この博物館、入り口には、「恋人の聖地」のモニュメントのハート形があるのですが、この菖蒲の節句イベントとはちょっと不釣り合い。
そんなモニュメントを横目に入館すると、いきなり目の前に、十五段飾りが現れるのです。この十五段飾りには迫力満点の武者飾りがずらりと並び、十五段の周りには鯉のぼりや幟旗が飾られています。
間違いなくこれは圧倒されます。
なんでも、この十五段飾りは高さ6m、武者人形250体。確かに圧倒されるのも納得です。
値段は?お得なチケットはあるの?
ちなみに、この博物館への入場は¥500の料金が設定されているのですが、JAF会員ですと20%割引になりますので、お得です。
この十五段飾りから、ちょっと裏に行くと、お雛様と五月人形をごちゃ混ぜに並べられています。ある意味、比較が出来て面白いと思います。
良く言えばですけど。この世界の民族人形博物館は、イベントスペースと常設展示室に分かれており、このイベントスペースは十分広いにも関わらず、所狭しとこれだけの人形を展示しているだけでもすごいなと思うのに、更に十五段飾りなどは、本当に圧倒されます。
男の子の健康と成長を願う端午の節句のイベントにふさわしい光景になっていると感じます。
また常設展示室には珍しい世界の人形も展示されているので、この様な機会に合わせてみるのも良いかと思います。
また、この須坂の世界の民俗人形博物館の横を流れる百々川には、この時期、「こいのぼり」が架かっています。何列にも並んだこいのぼりが川の上を優雅に泳いでいる様子も素晴らしいので、是非見てみてください。
元々、長野県の地域によっては、お雛祭りや端午の節句は1ヶ月遅れのお節句という風習がありました。
ですので、本来であれば、5月にこのイベントを行うのは地域の人にとっては違和感もあるらしいのですが、最近の若い人は端午の節句と言えば5月というのが当たり前になってきたのでしょう。
時代の流れで、一般的な地域と同じようになってきたのです。
補足ですが、この展示される人形は、日本中から寄贈されたものらしいのです。ですので、よく見ると、その家で子供が遊んで汚してしまった人形などもあり、またそれが良いなと感じます。
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