家族の記念日やカップルでちょっとお洒落にデート等、普段は中々行く機会がないフレンチレストラン。
その中でも、シティホテル内のメインダイニングや、高級フレンチレストランともなると、テーブルマナーが良く分からなくて少し不安になる事があります。
高級レストランでも敷居が高く思わず、基本的なテーブルマナーを何点かポイントを押さえておけば大丈夫ですので、非日常の雰囲気を思う存分楽しんで、美味しい料理を囲んで大切な人との素敵な思い出を作りましょう!
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お店に入るときから会計をするまでのマナーのポイント
レディーファーストが原則(お店に入ってから席につくまで)
レディーファーストと言うのは理解していても、普段の癖で男性が先にお店に入ってしまってはNGです。
お店側は、女性を壁側もしくは外の景色の見える側の上席に案内しますので、女性がいる場合はこれが注意点です。
トイレ等で中座するときのマナー
トイレに行くときは膝の上にナプキンを置いてますので、それをどこに置いておくか迷うとことですが、座っている椅子の上に置いておくことで、サービスマンがそれを見てお客様がすぐに戻るという合図になります。
会計時の注意点
基本的にフルコースを提供するフレンチレストランは、大半がテーブルチェックになっていますので、食事が終わって会計時はまずお店のスタッフに声をかけて会計をしたい旨を伝えます。
日本国内ではあまり無い事ですが、フランスでは割り勘は基本NGです。
また、ヨーロッパでは良くある習慣ですが、海外の方がフレンチレストランで会計をして席を立つ前には、会計とは別にチップ(小銭程度)をほんのわずかな金額ではありますが置いて帰る方が多いですが、日本ではそういう習慣はないので、もし本場のフランスおよびヨーロッパで食事する際には豆知識として覚えておくといいです。
最後に使用していたナプキンはきれいにたたんではダメで、使ったままの状態でそのままテーブルの上に置いておきましょう。
それがお店側への美味しかったというお客様のサインになるからです。
食前・食後のフレンチ流楽しみ方のマナー
食前にコース料理をいただく前、現地のレストランで待ち合わせをする際は、ウエイティングバーが用意されているレストランもありますので、そこで軽く食前酒になるものをいただいたりして、食事前もゆったりとした気持ちで相手を待ちます。
食後はコーヒー等が終わった後、別室のバーでブランデーやカクテルを飲みながらシガー(葉巻)を楽しむ方も居ますので、ちょっと大人の雰囲気を味わえます。
シルバー類(ナイフ・フォーク)の使い方の注意点
テーブルに置かれているシルバー類は、基本的に外側から料理の順番に沿って使うことは、多くの方がマナーとして知っていることですが、フォークの使い方で背の所に乗せて食べる方が多いかもしれませんがすくって食べるのが基本です。
また途中で持ちかえをするのは、食べにくくても良くないことなのでやめておきましょう。
席を立つときはまた戻ってきますので、シルバーはお皿の上に乗せたままでいいですが、ナイフとフォークをお皿の右端に寄せて置いておくと、食べ終わったのかと勘違いされますので気を付けましょう。
シルバー類を落としてしまったときは、自分で拾ってはいけませんので、必ずサービススタッフを呼んで、新しいシルバーに交換してもらいましょう。
料理をいただく際の間違えがちなマナー
注文するときの方法(料理とワインに関して)
常連のお店であればいいですが、初めての利用であればお店のスタッフも、事前にお客様の好みを知らないので、ある程度決まったコース料理なら大丈夫ですが、メニューが良く分からないとか読めない等でシェフにお任せしますと言うのは準備しづらいのでやめておきましょう。
食前酒はあらかじめ簡単な物を自分でチョイスして注文する方が多いですが、食事中にいただくワインの注文は、お店にソムリエ(ワインのサービス専門のスタッフ)がいますので、その注文したお料理に合ったワインをチョイスしてくれますので、自分の予算や好みを伝えて相談して決めたほうが美味しいワインをいただけます。チョイスしたワインは事前にテイスティングさせていただけます。テイスティングの際は、色を見たりグラスを少し回して空気に触れさせると香りがたってきますのでそれを確認して飲みます。ワインを注文したらグラスが空いたからと言って自分でつぐのはダメで、基本お店のスタッフを呼んでついでもらいましょう。余談になりますが、自宅でワインを頂く際の豆知識ですが、ワインの繊細な風味を楽しみたい場合は、グラスのエッジの部分が薄いほうがよりワインの味を深く楽しめます。
食事中に出てくるバゲット(パン)に関してのマナー
食事中にバゲットがでてきますが、それを料理が終わる前に食べ終わってはいけません。お魚、お肉料理のソースをバゲットに付けていただいたり、お肉料理の後、フロマージュ(チーズ)をいただく場合は、別途他の種類のパンも用意していただけますが、それまでは残しておく方がベターです。
まとめ
あれこれ覚えるテーブルマナーが多すぎて、逆に足が遠のいてしまう感がありますが、気軽に楽しめるビストロで何となくフレンチのコースの流れを知っておけば、フルコースのレストランでも少し料理の数は増えますが、料理をゆっくり時間をかけて楽しむ基本的な考えはどちらも同じですから、是非チャレンジする感覚でマナーを身に付けて、洗練された芸術とも言えるフランス料理の文化の奥深さを存分に満喫し、特別な日に一度フレンチレストランに足を運んでみましょう。
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