布引の滝は日本三大神滝の1つ!新幹線の待ち時間に行ける!
神戸市にある布引の滝は、栃木県の「華厳の滝」和歌山県の「那智の滝」と並んで日本三大神滝の1つとして知られています。
他の二つに比べてあまりメジャーでないような気もしますが、いえいえ、なかなか迫力のある場所なのです。アクセスも意外と便利な布引の滝をご紹介します。
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神滝である布引の滝とは
「しんたき」と読むそうですが、いったいどういう意味なのでしょうか。はっきりとした定説がないのですが、後の二つは神社と結びついているのでそう呼ばれるようです。布引の滝には神社はありません。ですが、古来修験道の修行の場としての地であったようで、下界から一線を画した所であったとか。秘密めいた感じがうかがえます。
古くから景勝地としても知られ、布引渓流として「名水百選」にも選ばれています。
布引の水は「腐らない水」としても有名で、そのあたりからもやはり何やら神がかった感じがうかがえます。
布引の滝に行ってみよう
布引の滝の由来は、まさしく布をたらしたように見えるという意味です。白糸の滝とかと同じ感じですね。
布引の滝というのは、1つの滝の名前ではなく、雄滝、雌滝、夫婦滝、鼓ヶ滝の4つの滝の総称です。
ですから、布引の滝観賞は4つを見てこそ「見た!」とえらそうに言えることになります。
4つも見ると時間もかかるし大変!と思うかもしれませんが、驚くことにこの滝は、信じられないほど便利なアクセスの所に位置しているのです。
「新神戸」駅から歩いて行ける距離。新幹線の待ち時間に行けてしまうのです。新神戸駅とは新幹線の止る駅で、「神戸」駅とは別物です。大阪駅と新大阪駅みたいなものです。
新神戸駅から布引の滝への行き方
新神戸駅の1階から布引の滝への表示に従い歩いていくと、「砂子橋」につきます。橋を渡って左に進みます。右側にはトイレがあります(新神戸駅からまだ2分ほどですからおそらくまだ大丈夫だと思います)
すぐに雄滝、雌滝の分かれ道が現れますがどっちへ先にいってもいいですが、普通は雌滝ですね。
とりあえず雌滝へ足をむけましょう。約5分で到着しました。
落差19mの比較的穏やかな感じの滝です。
横の階段をさらにあがって進むと、鼓ヶ滝に出てきます。こちらは形ではなく、反響する滝の音が鼓に似ているところから来ているそうです。滝そのものは見えにくいのです。こちらまで約10分です。
ここから10分ほど歩きます。二本の滝が1つの滝壺に落ちる夫婦滝、そして布引の滝の中では最大の落差43mの雄滝へと到着しました。
なんと、約30分かからずに全部見ることができましたね。
5分ほど上ると上に展望台があり、神戸の景色を堪能することができます。
さらに上るとダムとハーブ園が
雄滝からさらにのぼっていくと布引ダムがあります。またその先20~30分ほどのハイキングで布引ハーブ園へと着くのですが、このルートはちょっと軽く!というルートではないので、気合いと装備を完璧にして挑みましょう。
私もハーブ園まで歩いたことはありません。必ず新神戸からロープウェイです。
新幹線の待ち時間レベルなら、雄滝まで行かず雌滝だけ見学する人もけっこういます。布を垂らしたようなという形容は雌滝から取られているということもありますし。
ややこしい神戸の駅とアクセス
布引の滝のアクセスが便利なのは、決して初めからそうであったわけではなく新神戸という駅が新しく布引近くに誕生したからなのです。ですから、駅から繁華街である街までは地下鉄で移動しなければなりません。
ちなみに繁華街の駅名は神戸ではなく「三宮」です。地下鉄三宮駅から新神戸駅ということになります。地下鉄に神戸という駅名はないのでご注意を!
まとめ
布引の滝は神戸育ちの人には馴染みの場所。初めて行ったのは家族ではなく遠足だったという人がとても多いのです。
「そういえばあれ以来行ってないなあ」って人もけっこういます。
とても身近な景勝地、かつては神の地であり、現在新幹線の時間つぶしの地「布引の滝」を是非訪れてみてはいかがでしょうか。
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