祇園祭りの魅力や見どころをご紹介!注意点は?

祇園祭り

 

関西の夏!メインイベント祇園祭りが始まる!

夏は関西地方でも数々の祭りが目白押しですが、なんといっても全国的に有名なのが日本三大祭りの1つ京都で行われる「祇園祭り」

今更ながらの超有名イベントですが、改めて祇園祭の魅力をご紹介したいと思います。

祇園祭は七月から

7月に入ると、地元私鉄の阪急電車の主要駅では「コンチキチ」というお馴染みの優雅な祇園祭の鐘の音がBGMで流されます。
それを聞くと、関西では「あー夏が来た」と実感するのです。

祇園祭が全国的にニュースなどで報道されるのは、ハイライトである山鉾巡行ですが、祇園祭の日程は7月の最初から約一カ月間にわたり行われています。

鉾の行列の順番を決める「くじ取り式」や提灯行列の「お迎え提灯」、神輿を鴨川で浄める「神輿洗」など数々の儀式がとり行われています。

祇園祭は八坂神社の祭礼ですが、八坂神社のご祭神は牛頭天皇(素戔嗚尊)です。およそ1100年前の京都には疫病がはびこりたくさんの人が犠牲になりました。その時に病魔退散を祈願したのが祇園祭の始まりとされています。

その八坂神社に巡行の先頭を行く山鉾に乗るお稚児さんがお参りするのが13日。そして翌日から私たち一般人が楽しめる宵宮が始まります。

宵宮は楽しい!でも熱中症に注意!

祇園祭り

夜、山鉾に提灯がともされ、祇園囃子が響く中、歩行者天国になった四条通り烏丸通りには、たくさんの夜店が立ち並びます。
これぞお祭りといったにぎわいを見せる宵宮の雰囲気は、独特のもので、毎度訪れたくなるのですが…
とにかく、壮絶な混雑ぶり!
もともと混んでいる祇園祭ですが、昨今外国人観光客の人たちも増えて、人気鉾の側などはすさまじい人でひしめきあっています。

京都の夏は想像以上に暑い!本当に風とおしが悪いのです。せっかくのお祭りに倒れたりしないよう、休憩しながら水分をとりながら、熱中症にはくれぐれも注意しましょう。

少しでも混雑から逃れるには遅い時間を狙って。九時を過ぎると少しはマシになりますよ。または夜ではなく山鉾をじっくり見たいなら、お昼にでかけるというのもおススメです。

山鉾巡行をゆっくり見るには有料で

 

山鉾巡行の見どころや穴場はあちこちで紹介されていますが、どこの穴場も実際のところ混雑していない場所はないんじゃないかというのが現実のところ。宵宮は暑いですが、夜です。山鉾巡行は日中。半端ない暑さ!人ごみと暑さで「もう山鉾なんかどうでもいい…」という状況になることもめずらしことではありません。

当然と言えば当然なのですが、ゆっくり見たいならやはり有料の観覧席を使うのが一番ですね。ランクによって少々値段はお高くなったりしますが、小さいお子様や年配の方にはおススメの観覧方法です。

後祭を狙う

数年前から後祭が復活し、山鉾巡行を二度見ることができるようになりました。
混雑をさけて、ゆっくり見るなら断然後祭りがおススメです。

宵宮が歩行者天国になりませんし、夜店も出ませんので「雰囲気が出ない」と言ってしまえばそれまでなのですが、街全体がお祭りの雰囲気たっぷりですし、一般のお店をゆっくりめぐるのも楽しいです。鉾の側では祇園祭名物「粽」も販売されていますし、食べ歩きできる店もそこそこあります。

花笠巡行

後祭りが復活する前に、後祭りのかわりとして行われていた花笠巡行は、女性と子供中心の華やかな行列を見ることができます。子供神輿、鷺舞、花笠など山鉾行列とは違った祇園祭りを楽しむことができますよ。
後祭期間ならではの祭りイベントですね。

まとめ

祇園祭り

地元の人でない限り、一カ月間祇園祭りを楽しむことは不可能です。何をメインに見たいのか、絶対手にいれたいものは何か、前祭り、後祭り、どっちに行くべきか。事前調査は必須!
でも幾つか楽しみを残しておいて、「また来年」という気持ちで余裕を持っての祇園祭めぐりもいいものですよ。とにかく何度行っても飽きない場所が京都ですから。