和歌山県「太地町立くじら博物館」は学べて、楽しくて、びっくりするところ!
紀伊半島をずーと下りていった太地町というところに「太地町立くじら博物館」はあります。
紀伊半島は三重県、奈良県、和歌山県の三つの県から成り立っているのですが、関西以外の方はあまりご存じないのではないでしょうか。
三重県の方から行くと、伊勢神宮を過ぎてずっと降りていき、和歌山県に入ってしばらくするとくじらの町太地町です。
昔から捕鯨で有名な場所。くじら博物館には、くじらの標本などめずらしいものがいっぱい。おそらく普段見たこともないようなものを目の当たりにすることができます。
また、イルカやゴンドウくじらのショー、水族館など見どころいっぱいです。
「太地町立くじら博物館」をご紹介します。
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さっと読むための目次
くじら博物館本館
入口を入ると、いきなりの巨大くじらの模型が骨格標本と共にお出迎えです。
まるで恐竜のような迫力!
特に骨格標本というのはどうしてこうも見入ってしまうのでしょうね。
建物は吹き抜けになっていて、二階三階どこからでもこの巨大標本を見ることができます。
二階は、くじらという生物そのものにスポットをあてた展示になっています。
こんなにも身近な生き物であるくじらの生態が、まだ謎に包まれている部分が多いということに驚いてしまいます。
骨格標本だけでなく、さすがにくじらの町だけあって“本物”の標本がすごいのです。液浸標本といえばわかりますね。理科室にあるあんな感じの標本です。
正直苦手な人は苦手かもしれませんが(何せくじらは動物ですから)これは絶対他では見られないもの!かぶりつきで見入ってしまいました。
三階はくじらと人間との関わりと歴史を学ぶことができるエリアです。
昨今何かと捕鯨は騒ぎになりますね。
ただ、このくじら博物館を訪れると、捕鯨ということそのものよりも、町とくじらとの関わり、日本人との関わり、または世界がどんなふうにくじらに対峙してきたのかということがよくわかります。
世界がどれだけくじらを必要としていたのかということが。
生物と人との関係を改めて考えさせてくれる博物展示になっています。
イルカとくじらのショータイム
イルカやくじらのショーはどこで見ても可愛くて、迫力もあって好きなのですが、こちらは規模もプールも小さいのでイルカやくじらもなぜかいちだんと可愛く見えます。
印象的なのは、ショーのプールの後方に広がる幾つものプールに、ふつうにイルカやくじらが泳いでいること。餌をあげることもできるのですが、広いなあというより塀一枚で仕切ってあるだけで外は海!
海の一部分のお家という感じです。
イルカやくじらたちが、係の人の姿もなく誰も何も言っていないのに、唐突に跳んだり、もぐって尻尾だけ出してゆらゆら揺れてみたり。
遊んでいるのか、練習しているのか、どちらにしても面白くてカワイイのです。
小さいけど迫力の水族館
どんな小さな水族館でも必ず近くにあれば立ち寄る水族館好きですが、ここもなかなか素敵なところでした。
入るといきなり頭の上をイルカが!
巨大な円形水槽です。
アルビノイルカの真っ白なバンドウイルカに会うことができます。
かなりやんちゃな感じで泳ぎまくっていましたが、その日はたまたまテンション高かっただけかもしれません。
この水族館では太地町の海で見られる魚や甲殻類の水槽があり、他では見られないものもいて楽しめます。
まとめ
和歌山県は細長いので、紀伊半島の先まで行くにはかなり時間がかかります。でもその不便さが好きで、和歌山県好きがやめられないのです。
くじらの町太地町もおそらくまた訪れるでしょう。
その土地の文化を知るには、まずは訪れること。自分の目で見て考えることが大切なことではないかと感じます。
いろいろなことを学ぶとともに、楽しませてくれるくじら博物館です。
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